可愛らしく健気な家族の一員 犬
犬はとても可愛らしく、柔順で健気な印象を受ける生き物です。ペットとしてとても人気があるのもうなずけます。ペットというよりはもう家族の一員ですね。多くの人が慰められ、世話をすることに生きがいすら見出しています。街中で見かける散歩中の楽しそうな様子を見ると、思わず笑顔になってしまいます。最近、特に注目されているのが、日本の固有種です。
柴などは昔からよく見かけますよね。西洋種と比べると、頑固で必ずしもフレンドリーではないとも言われますが、日本人にとっては非常に馴染み深く、親しみを持っている方も多いのではないでしょうか。柴はとても古くから、山岳地域で狩猟をする人々の頼りになる相棒として活躍していたようです。おそらくは南方から、人とともに渡って来たと考えられています。
ちなみに、秋田は北方から渡来したと考えられ、ルーツは同じではないそうですね。日本の固有種は、たいへん古い時代からの種で、その見た目が似ています。島国の日本で、奇跡的に古い姿を残しているのですね。ただ、さすがに近代になってくると、外国の種と混じり合うようになり、日本の固有種を守らなければという動きが出てきました。
日本の種を保存するための団体が立ち上げられ、日本の固有種として、いわゆる「日本犬」と呼ばれる6種が認定されました。その6種は、「秋田」「紀州」「甲斐」「四国」「北海道」そして「柴」です。その特徴はあのピンと立った耳です。それに尻尾にも特徴がありますよね。地名が冠されているのも面白いところです。柴だけは、地名が由来だとしても、範囲が限られている感じが、これもまた興味深いですね。
犬は、多くの人に愛され、心を癒すだけではなく、昔から狩猟や家の守りとして、現代では目の見えない方のための案内役としても、とても役に立ってくれています。可愛がり、しつけるだけではなく、感謝の心も忘れないようにしたいものですね。